①馬単とは?
2頭の順番を正しく予想すること。
競技ごとに呼び方があり、ボートレースでは2連単、競輪・オートレースでは2車単と呼ばれますがそれぞれ同じ賭け式です。
②仕組み
選び方としてはn頭の中から2頭の順番を選ぶということなので
数学的にnP₂==n・n-1となる。
例えば6頭の中から2頭の順番を選ぶ場合
₆P₂=6・5=30通りとなる。
*復習*
3連単はnP₃となります。
①馬単BOXとは?
選んだものが全て2着以内に収まれば的中する馬券。
例 BOX 1,2の場合、2つとも2着以内に収まれば的中する。(順不同)
例 BOX 1,2,3の場合、3つのうち2つが2着以内に収まれば的中する。(順不同)
順番は₃P₂=3・2=6通りとなる。
②馬単流しとは?
軸1頭と相手1点を選び、どちらも2着以内に収まれば的中する馬券。
軸は1着流し・2着流しがある。
マルチの場合は、軸と相手が2着以内に収まれば的中する。
例:1を軸に相手2,3,4とした場合
1着流し (軸)1-(相手)2,3,4 3通り
2着流し (相手)2,3,4-(軸)1 3通り
マルチ 1-2,3,4/2,3,4-1 6通り
*注意*
1着・2着流しの場合、軸と相手の位置がずれた場合は×
1着流し (相手)2,3,4-(軸)1 2着流しなら的中する。
2着流し (軸)1-(相手)2,3,4 1着流しなら的中する。
マルチの場合は、軸と相手が2着以内でないと×
上の場合、2-3,2-4などは×、1-5などは×となる。
③馬単BOXと馬単流しの違い
BOX (1,2,3)は6通り。
馬単流し 1を軸に相手2,3とした場合は2通り(裏含めて4通り)。相手のみのBOXは×
つまりBOXには軸の概念がなく、選んだ相手の組み合わせ全てが的中する。
一方馬単流しは軸が必要であって、軸を含んだ組み合わせのみ的中する。
④総数(馬単BOX)
最後に表でまとめるが、とりあえずある程度まで表記する。
2点=2通り
3点=6通り
4点=12通り
5点=20通り
6点=30通り
7点=42通り
8点=56通り
9点=72通り
最大18点でその数は306通りもある。
*応用*
3連単1頭軸と馬単BOXの総数は最大値306通り以外は
全て同じとなる。
原理としては3連単1頭軸の場合
軸+相手2頭となるが
相手2頭の構成は馬単になる。
例 1を軸に相手2,3,4とした場合
(軸)1-(相手)2,3,4-(相手)2,3,4
相手の部分で馬単BOXを買うと
2-3,2-4,3-2,3-4,4-2,4-3の6通りとなる。
そして3連単1頭軸も同じく6通りとなる。
つまり、3連単1頭軸の点数は馬単BOXの総数とセットで覚えると効率がよくなる。
⑤総数(馬単流し)
最後に表でまとめるが、とりあえずある程度まで表記する。
*()は裏を含めた総数。
1点=1通り(2通り) 1-2(2-1)
2点=2通り(4通り) 1-2,3(2,3-1)
3点=3通り(6通り) 1-2,3,4(2,3,4-1)
4点=4通り(8通り)
5点=5通り(10通り)
6点=6通り(12通り)
7点=7通り(14通り)
8点=8通り(16通り)
9点=9通り(18通り)
最大17点でその数は17通り(34通り)もある。
*応用*
3連単2頭軸と馬単流しの総数は最大値17(34)通り以外は
全て同じとなる。
原理としては3連単2頭軸の場合
軸2頭+相手1頭となるが
相手1頭の構成は馬単の相手と同じ。
例 1と2を軸に3,4を相手とする場合
(軸)1-(軸)2-(相手)3,4
軸の位置が1,3着、2,3着となるとわかりづらくなるが
要は軸-相手の馬単の構成になる。
つまり、3連単2頭軸の点数は馬単流しの総数とセットで覚えると効率がよくなる。
①馬連とは?
2頭の順不同の組み合わせを予想すること。
競技ごとに呼び方があり、ボートレースでは2連複、競輪・オートレースでは2車複と呼ばれますがそれぞれ同じ賭け式です。
②仕組み
選び方としてはn頭の中から2頭の組み合わせを選ぶということなので
数学的にnC₂==n・n-1/2・1となる。
*復習*
3連複はnC₃となります。
①馬連BOXとは?
選んだものが全て2着以内に収まれば的中する馬券。馬単とは違い裏表はない。
例 BOX 1,2の場合、2つとも2着以内に収まれば的中する。(順不同)
例 BOX 1,2,3の場合、3つのうち2つが2着以内に収まれば的中する。(順不同)
順番は₃C₂=3・2/2・1=3通りとなる。
②馬連流しとは?
軸1頭と相手1点を選び、どちらも2着以内に収まれば的中する馬券。
組み合わせなので軸と相手の位置は不問。
例:1を軸に相手2,3,4とした場合
(軸)1-(相手)2,3,4 3通り
③馬連BOXと馬連流しの違い
BOX(1,2,3)は3通り。
1を軸に相手2,3の馬連流しは2通り。相手のみのBOXは×
つまりBOXには軸の概念がなく、選んだ相手の組み合わせ全てが的中する。
一方馬連流しは軸が必要であって、軸を含んだ組み合わせのみ的中する。
④総数(馬連BOX)
最後に表でまとめるが、とりあえずある程度まで表記する。
2点=1通り
3点=3通り
4点=6通り
5点=10通り
6点=15通り
7点=21通り
8点=28通り
9点=36通り
最大17点でその数は153通りもある。
*応用*
3連複1頭軸と馬連BOXの総数は最大値153通り以外は
全て同じとなる。
原理としては3連複1頭軸の場合
軸1頭+相手2頭となるが
相手2頭の構成は馬連の相手と同じ。
例 1を軸に2,3,4を相手とする場合
(軸)1-(相手)2,3,4
相手の部分でできる馬連は2-3,2-4,3-4の3通りとなり、
3連複1頭軸の総数と同じである。
つまり、3連複1頭軸の点数は馬連BOXの総数とセットで覚えると効率がよくなる。
⑤総数(馬連流し)
最後に表でまとめるが、とりあえずある程度まで表記する。
1点=1通り
2点=2通り
3点=3通り
4点=4通り
5点=5通り
6点=6通り
7点=7通り
8点=8通り
9点=9通り
最大17点でその数は17通りもある。
*応用*
3連複2頭軸と馬連流しの総数は最大値17通り以外は
全て同じとなる。
原理としては3連複2頭軸の場合
軸2頭+相手1頭となるが
相手1頭の構成は馬連の相手と同じ。
例 1と2を軸に3,4を相手とする場合
(軸)1-2-(相手)3,4
要は軸-相手の馬連の構成になる。
つまり、3連複2頭軸の点数は馬連流しの総数とセットで覚えると効率がよくなる。
①ワイドとは?
馬連同様、2頭の順不同の組み合わせを予想することだが、
馬連とは違い1,2着だけでなく1,3着、2,3着の組み合わせも的中する馬券。
競技ごとに呼び方があり、ボートレースでは拡連複、競輪・オートレースでは同様に
ワイドと呼ばれますがそれぞれ同じ賭け式です。
②馬連とワイドの違い
例 1着:1番 2着:3番 3着:2番で確定し以下の馬券があった場合
馬連 1-2 ワイド 1-2,1-3
馬連は1,2着という制約があるため、馬連1-2は×
ワイドは1,2着だけなく1,3着、2,3着の組み合わせも的中するので
ワイド 1-2,1-3はともに的中となる。
③ワイドBOXとは?
選んだものが1~3着以内に収まれば的中する馬券。
例 1着:1番 2着:3番 3着:2番で確定し以下の馬券があった場合
ワイドBOX(1,2,3) この場合 1-3,1-2,2-3と全てあるので3通り的中。
例 1着:1番 2着:3番 3着:4番で確定し以下の馬券があった場合
ワイドBOX(1,2,3) この場合 1-3しか的中がないので1通り的中。1-4,3-4は×
④ワイド流しとは?
軸を1頭と選んだ相手が1~3着以内に収まれば的中する馬券。
例 1着:1番 2着:3番 3着:2番で確定し以下の馬券があった場合
ワイド 1を軸に2,3を相手とする この場合、1-3,1-2の2通り的中。2-3は×
例 1着:2番 2着:3番 3着:4番で確定し以下の馬券があった場合
ワイド 1を軸に2,3を相手とする この場合、全て×となる。
⑤ワイドBOXとワイド流しの違い
例 1着:1番 2着:3番 3着:2番で確定し以下の馬券があった場合
ワイドBOX (1,2,3) 3通り的中。
ワイド流し 1を軸に2,3を相手とする。2通り的中。
BOXは3頭とも選んだものが来れば的中範囲が増え3通り的中する。
一方流しは相手同士の組み合わせは×なので、2通りまでが限度。