①3連単とは?
3頭の順番を正しく予想すること。
例 1着1番,2着3番,3着2番 (1,3,2)の組み合わせが的中する。
②仕組み
選び方としてはn頭の中から3頭の順番を選ぶということなので
数学的にnP₃=n・n-1・n-2となる。
例えば6頭の中から3頭の順番を選ぶ場合
₆P₃=6・5・4=120通りとなる。
*復習*
3連複総数は3連単総数の1/6となります。
①3連単BOXとは?
選んだものが全て3着以内に収まれば的中する馬券
例 BOX 1,2,3の場合、3つとも3着以内に収まれば的中する。(順不同)
例 BOX 1,2,3,4の場合、4つのうち3つが3着以内に収まれば的中する。(順不同)
順番は₄P₃=4・3・2=24通りとなる。
*復習*
3連複4頭BOXの組み合わせは4通り。
②総数
最後に表でまとめるが、とりあえずある程度まで表記する。
3点=6通り
4点=24通り
5点=60通り
6点=120通り
7点=210通り
8点=336通り
9点=504通り
最大18点でその数は4896通りもある
①3連単1頭軸とは?
軸1点と相手2点がそれぞれ3着以内に収まれば的中する。
3連複1頭軸とは違い、軸と相手の順番を正しく当てる必要がある。
軸の置き方は3パターンある。
②軸の置き方
1着固定・2着固定・3着固定の3パターンがある。
例 1を軸に相手を2,3,4とした場合
・1着固定 (軸)1-(相手)2,3,4-(相手)2,3,4
・2着固定 (相手)2,3,4-(軸)1-(相手)2,3,4
・3着固定 (相手)2,3,4-(相手)2,3,4-(軸)1
このようになりそれぞれ6通りとなる。
*注意*
軸の位置と相手の位置が違う場合、その組み合わせは×
例 1を1着固定、相手を2,3で買う場合
(相手)2,3-(軸)1-(相手)2,3→(2,1,3)(3,1,2)
(相手)2,3-(相手)2,3-(軸)1→(2,3,1)(3,2,1)の組み合わせは×
(軸)1-(相手)2,3-(相手)2,3→(1,2,3)(1,3,2)の組み合わせが的中する。
選んだ相手も3着以内でなければいけないので、上の場合1-2-4,1-3-4などは全て×
*応用*
3連単1頭軸の相手の点数は、馬単(2連単)の総数に相似する。
馬単とは選んだ2頭の順番を正しく予想する必要がある。
一見関係性がないように思われるが
3連単1頭軸の相手の数に着目すると・・・
(軸)1-(相手)2,3-(相手)2,3 相手の部分でできる馬単の組み合わせは2-3,3-2の2通り。
(軸)1-(相手)2,3,4-(相手)2,3,4 相手の部分でできる馬単の組み合わせは
2-3,2-4,3-2,3-4,4-2,4-3の6通り。
このように簡単に求めることができる。
③総数
最後に表でまとめるが、とりあえずある程度まで表記する。
*ここでは1パターンのみの組み合わせを表記する。
2点=2通り
3点=6通り
4点=12通り
5点=20通り
6点=30通り
7点=42通り
8点=56通り
9点=72通り
最大17点でその数は272通りもある。
*復習*
3連複1頭軸の総数は3連単1頭軸の総数の1/2となる。
①3連単1頭軸マルチとは?
軸1点と相手2点がそれぞれ3着以内に収まれば的中する。(順不同)
3連単1頭軸と違い、軸と相手の位置を気にしなくてよい。
簡単に言うと、3連単1頭軸を3倍したもので3連複1頭軸を6倍したものになる。
②仕組み
3連単1頭軸は軸と相手の位置が重要だが、マルチの場合無視することができる。
つまり3連単1頭軸の1着~3着固定の3パターン全てが的中になるということ。
例 1を軸に相手を2,3,4とした場合
・1着固定 (軸)1-(相手)2,3,4-(相手)2,3,4 6通り
・2着固定 (相手)2,3,4-(軸)1-(相手)2,3,4 6通り
・3着固定 (相手)2,3,4-(相手)2,3,4-(軸)1 6通り
軸と相手が3着以内に収まれば全て的中する。
上の場合6通りが3パターンあるので18通りになる。
*注意*
軸と相手が3着以内でなければいけないので、上の場合(2,3,4)という組み合わせは×
3パターン全て的中なので3連単1頭軸より点数が増える。
③3連単BOXと3連単1頭軸マルチの違い
BOX (1,2,3,4)は24通り。
3連単1頭軸マルチ 1を軸に相手2,3,4とした場合は18通り。相手のみのBOXは×
つまりBOXには軸の概念がなく、選んだ相手の組み合わせ全てが的中する。
一方1頭軸マルチは軸が必要であって、軸を含んだ組み合わせのみ的中する。
④3連複1頭軸、3連単1頭軸、3連単1頭軸マルチの関係性
3連複1頭軸の総数は3連単1頭軸の1/2となる。
3連複1頭軸の総数は3連単1頭軸マルチの1/6となる。
3連単1頭軸の総数は3連単1頭軸マルチの1/3となる。
⑤総数
最後に表でまとめるが、とりあえずある程度まで表記する。
2点=6通り
3点=18通り
4点=36通り
5点=60通り
6点=90通り
7点=126通り
8点=168通り
9点=216通り
最大17点でその数は816通りもある。
①3連単2頭軸とは?
軸2点と相手1点がそれぞれ3着以内に収まれば的中する。
3連複2頭軸とは違い、軸と相手の順番を正しく当てる必要がある。
軸の置き方は6パターンある。
②軸の置き方
1,2着固定・1,3着固定・2,3着固定の3パターンがある。
ところが3連単なので正しく順番を予想する必要がある。
つまり軸1と軸2の置き方はそれぞれ2通りあるということ。
なので置き方は6パターンになる。
例 1,2を軸に相手を3,4とした場合
1,2着固定 (軸)1-(軸)2-(相手)3,4/(軸)2-(軸)1- (相手)3,4
1,3着固定 (軸)1-(相手)3,4-(軸)2/(軸)2-(相手)3,4-(軸)1
2,3着固定 (相手)3,4-(軸)1-(軸)2/(相手)3,4-(軸)2-(軸)1
このように2通りの2パターンが考えられるのでそれぞれ4通りとなる。
*注意*
2つ軸の位置と相手の位置が違う場合、その組み合わせは×
また軸の位置が正しくても、1パターンのみだとその裏は×
例 1と2を1,2着固定(1を1着、2を2着のパターンのみ)、相手を3で買う場合
(軸)1-(相手)3-(軸)2→2つの軸の位置が正しくないので×
(軸)2-(軸)1-(相手)3→軸1と軸2の位置が正しくないので×(裏があればもう一方は〇)
③総数
最後に表でまとめるが、とりあえずある程度まで表記する。
*()は裏を含めた総数。
1点=1通り(2通り) 1-2-3(2-1-3)
2点=2通り(4通り) 1-2-3,4(2-1-3,4)
3点=3通り(6通り) 1-2-3,4,5(2-1-3,4,5)
4点=4通り(8通り)
5点=5通り(10通り)
6点=6通り(12通り)
7点=7通り(14通り)
8点=8通り(16通り)
9点=9通り(18通り)
最大16点でその数は16通り(32通り)もある。
①3連単2頭軸マルチとは?
軸2点と相手1点がそれぞれ3着以内に収まれば的中する。(順不同)
3連単2頭軸と違い、軸と相手の位置を気にしなくてよい。
簡単に言うと、3連複2頭軸を6倍したものになる。
②仕組み
3連単2頭軸は軸と相手の位置が重要だが、マルチの場合無視することができる。
つまり3連単2頭軸の1,2着・1,3着・2,3着の3パターン全てが的中になるということ。
またその裏も的中になる。
例 1と2を軸に相手を3,4とした場合
・1,2着固定 (軸)1-(軸)2-(相手)3,4/(軸)2-(軸)1-(相手)3,4 4通り
・1,3着固定 (軸)1-(相手)3,4-(軸)2/(軸)2-(相手)3,4-(軸)1 4通り
・2,3着固定 (相手)3,4-(軸)1-(軸)2/(相手)3,4-(軸)2-(軸)1 4通り
軸と相手が3着以内に収まれば全て的中する。
上の場合4通りが3パターンあるので12通りになる。
*注意*
軸と相手が3着以内でなければいけないので、上の場合(2,3,4)という組み合わせは×
3パターン全て的中なので3連単2頭軸より点数が増える。
③3連単BOXと3連単2頭軸マルチの違い
BOX (1,2,3,4)は24通り。
3連単2頭軸マルチ 1と2を軸に相手3,4とした場合は12通り。相手のみのBOXは×
つまりBOXには軸の概念がなく、選んだ相手の組み合わせ全てが的中する。
一方2頭軸マルチは軸が必要であって、軸を含んだ組み合わせのみ的中する。
④3連複2頭軸、3連単2頭軸、3連単2頭軸マルチの関係性
3連複2頭軸の総数は3連単2頭軸の1/2となる。
3連複2頭軸の総数は3連単2頭軸マルチの1/6となる。
3連単2頭軸の総数は3連単2頭軸マルチの1/6となる。(軸の裏込みで1/3となる)
⑤総数
最後に表でまとめるが、とりあえずある程度まで表記する。
1点=6通り
2点=12通り
3点=18通り
4点=24通り
5点=30通り
6点=36通り
7点=42通り
8点=48通り
9点=54通り
最大16点でその数は96通りもある。
*まとめ*
3連単,3連単BOX,3連単1頭軸(マルチ込み),3連単2頭軸(マルチ込み)について記しましたが
仕組みさえわかれば難しくありません。
3連単:順番が重要。(1,2,3)(1,3,2)など順番の違うものは全て別とし1点と数える。
3連単BOX:選んだものが全て3着以内に収まれば的中する。3連複BOXの6倍。
3連単1頭軸:軸1点と相手2点の順番が正しければ的中する。
3連単1頭軸M:軸1点と相手2点が3着以内に収まれば的中する。3連単1頭軸の3倍。
3連単2頭軸:軸2点と相手1点の順番が正しければ的中する。1パターンに表裏あり。
3連単2頭軸M:軸2点と相手1点が3着以内に収まれば的中する。3連単2頭軸の3倍。
最後に点数を表でまとめましたのでご活用下さい。
*2頭軸は表裏の両方の点数です。
点数計算は一見複雑で計算が面倒または大変と
敬遠されがちですが、理解さえできれば素早く求められます!
次回は馬単・馬連・ワイドについて解説していきますので
宜しくお願い致します!😌